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青野りえニュー・アルバム『Rain or Shine』本日発売!

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本日、2022年3月16日は、青野りえの2ndアルバム『Rain or Shine』の発売日です。この日を無事に迎えられたこと、とても嬉しく思います。と同時に、リリースに関連して色々とお世話になりました(まだ現在進行形ですので引き続きお世話になっている)皆様、本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。

以前、どこかに書いたかも知れませんが、繋がりとかご縁とは不思議なもので、青野りえのこのアルバムをFLY HIGH RECORDSからリリースすることになったのも、まさに不思議なご縁からでした。彼女が前作『PASTORAL』をリリースした5年前には、こうなるとは全く想像すら出来ませんでした。

最初、青野りえについては、沖井礼二さん(ex:Cymbals/現TWEEDEES)のソロ・プロジェクト「FROG」を通じてその存在を知りました。Cymbals時代から沖井さんの生み出すグルーヴが好きで、それでCymbals解散後にリリースされたFROGの作品をよく聴いていたのですが、そこに彼女がゲスト・ヴォーカルとして参加しており、彼女の声に惹かれました。

その後、ライヴ会場などで実際に顔を合わせるようになり、2017年に彼女がソロ名義でリリースしたアルバム『PASTORAL』の発売元が、FLY HIGH RECORDSを弊社と合同運営するヴィヴィド・サウンドであったことや、関わっていたミュージシャン、プロデューサーなどに友人・知人が多かったこと、音楽ライター金澤寿和さん関連のリリースであったこと(ちなみに金澤さんと私は同郷、隣の中学出身同士という間柄です)もあってさらに親しくなり、そこから本格的な交流が始まりました。

さらに、弊社関係のインストア・ライヴなどに青野りえが遊びに来るようになり、そこでThe Bookmarcsなどとの交流も生まれ、その結果、2019年11月にはThe Bookmarcsと青野りえがコラボした配信シングル「君の気配(duet with 青野りえ)」をリリース、この曲は昨年9月にリリースしたThe Bookmarcsのアルバム『BOOKMARC SEASON』にも収録されました。The Bookmarcsと私が知り合っていなければ、この繋がりが生まれなかったのかも知れない、と考えると、ここにも不思議な縁を感じます。

また作曲、編曲、サウンド・プロデュースをThe Bookmarcsの洞澤徹が手がけた青野りえのシングル「Never Can Say Goodbye」も、昨年10月に配信リリースし、各方面でご好評を頂きました。これは、この新作アルバムへの大きな弾みにもなりました。

さらに今回もプロデュースを手がけている関美彦さんと私は、それこそ20数年以上前から付き合いがありますし(かつて渋谷のHi-Fi Record Storeに関さんがおられた頃、客と店員として会話して以来です)、アルバム演奏メンバーの伊賀航さん、北山ゆう子さんや、マスタリングを担当した佐藤清喜さんとも旧知の仲ですので、この作品を我がレーベルからリリースすることが出来て、本当に嬉しく思っております。

シティ・ポップという言葉がここ数年一人歩きして、ちょっと過熱気味に取り上げられているのを見るたび、私は内心ちょっと心配になります。何でもこの言葉で安易に括られてしまうのが怖い感じすらするのですが、しかしそんな心配を吹き飛ばすぐらい、この『Rain or Shine』というアルバムは充実度が高く、作品として優れていると思っています。もちろん、シティ・ポップという言葉に惹かれた方にはお薦めですが、たまたまどこかの番組で青野りえの歌を耳にして気になったとか、このサウンドが面白いとか、そういう方にもじっくり聴いて頂けたら、こんなに嬉しいことはありません。

今のネット時代、作品やアーティストと知り合うその可能性は無限にあると思います。あなたのライブラリーにこの『Rain or Shine』を加えて頂けたら、幸いです。青野りえと『Rain or Shine』を、どうぞ宜しくお願い致します。

2022年3月16日
土橋一夫/FLY HIGH RECORDS