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MIKKO『12(Twelve)』本日リリース!

 本日、2019年11月6日は、MIKKOのデビュー10周年記念アルバム『12(Twelve)』の発売日です。無事にこの日を迎えられたことをとても嬉しく思うと同時に、リリースに関してお世話になりました全ての方々、そして日頃からMIKKOを応援して頂き、アルバムをお買い上げ下さった皆様に改めて感謝申し上げます。

 以下のテキストは今作の宣伝用資料に書いたものですが、一般の方の目には触れることがありませんので、ここに挙げておきます。
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●まさにこれがニューMIKKOの真髄!
 FLY HIGH RECORDSからMIKKOが初めて作品をリリースしたのは2015年、アルバム『Forevergreen』でした。早いものでそれから4年の月日が流れ、遂に最新作『12(Twelve)』が完成しました。  その間にも2016年にリリースしたミニ・アルバム『Now and Forever』や、新曲を含み、自身のそれまでのキャリアを総括した2017年のベスト・アルバム『HAPPY SMILE -MIKKO BEST 2009-2017』、さらに2018年にはカヴァー・アルバム『ANYTHING GOES - MIKKO COVERS -』を発表し、確実にシンガー・ソングライターとして、さらに表現者としての実力を彼女は身につけてきました。しかしその中でやはり待望されていたのは『Forevergreen』以来となる新たなオリジナル・フル・アルバムでした。  今年、MIKKOはシングル「DEVOTION」でデビューしてちょうど10周年という区切りの時期を迎えました。そんな中で、昨年末からニュー・アルバムのリリースに関する企画が生まれ、デビュー10周年記念盤として今までとはまたひと味違った、スペシャルな内容のものを作りたい、というMIKKOやプロデューサーのカンケさんの構想を実現すべく、制作されたのがこの『12(Twelve)』です。  本作を作るにあたって、みんなが最も意識したのは「デビュー10周年を迎えるのを機に、新たなMIKKOの音を」という思いでした。そこでカンケさんが中心となって様々な方に声をかけ、縁あって集まったのが今回の8人のプロデューサーでした。これまでの作品ではほぼ全てのアレンジやプロデュースをカンケさん自身が行ってきましたが、今作では曲毎にプロデューサーを立て、その方針に従ってサウンドを作るという方法がとられました。さらに従来からの作詞・作曲:MIKKOという定型を破り、様々な方とのコラボレーションを優先して作品がつくられました。先行で配信リリースされたTWEEDEESとのコラボ作「真夏のポラロイド」や、赤い靴/神谷洵平さんとの「十三夜のピアノ」をお聴き頂ければ、この意図を端的にお分かり頂けるかと思います。また曲によって、その歌い方も変えるなど、シンガーとしてのMIKKOの進化も感じ取ることができる内容になったと思います。  まさにここから「ニューMIKKO」が始まります。縁あって集まった音楽仲間たちとの共同作業を通じて生まれた大切な曲たちから、さらに新たなステージへと向かうMIKKOにご期待頂けたら幸いです。


2019.10.5 土橋一夫(FLY HIGH RECORDS / Surf's Up Design)
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 今回、このアルバムを制作するにあたって、最初に私が思ったのは「今までのMIKKOとは全く違った面を提示したい」ということでした。これまではMIKKO自身が作詞・作曲を手がけ、カンケさんがほぼ全てのアレンジとプロデュースをするという体制で作ってきましたが、前作のカヴァー・アルバム『ANYTHING GOES - MIKKO COVERS -』辺りから、自作曲でないものをどう表現するか?というヴォーカリストとしての命題にMIKKOは挑戦を始め、確実に結果を出してきたのを見て、カンケさんも私も次の段階へ進むべきだと考えました。その中で思いついたのが、曲毎にプロデューサーを立て、また外部作家との共作や、場合によっては100%の提供曲を通じて、表現者としてのMIKKOの新たな姿=「ニューMIKKO」を前面に出したアルバムが作れるのではないか?ということでした。そこからはカンケさんには、12曲中5曲のアレンジやプロデュースと並行して、トータル・プロデューサーとして作家のセレクトやブッキング、制作ディレクションなどでもご尽力頂き、その結果8人のプロデューサー(石崎光さん[cafelon]/沖井礼二さん[TWEEDEES]/神谷洵平さん[赤い靴]/カンケさん/コバンザメさん/佐藤望さん/シンリズムさん/辻林美穂さん)のご協力を得て完成したのが『12(Twelve)』です。
 またカンケさんがどこかで触れられていましたが、『12(Twelve)』の裏テーマには新潟のアイドル・グループ、RYUTistの存在がありました。RYUTistの楽曲制作を通じて、また地元である新潟を通じて繋がったアーティストやプロデューサーたちが、その縁を生かして、その延長線上で作ったのが『12(Twelve)』であるとも言えます。そういった意味では、RYUTistの皆さんとその制作チーム、スタッフには感謝してもしきれません。

 私の心の師匠である大瀧詠一さんは、「縁」をことある毎に大事にされていました。この『12(Twelve)』も、このような様々な「縁」を基に成り立っていると考える時、学生時代に大瀧さんの音楽に出会えて、そこから大きな影響を受けることが出来て本当に良かったとつくづく思います。
 先日、音楽生活50周年を迎えられたプロデューサーの牧村憲一さんも、ご自身のことを振り返って「色々な人たちを世代を超えて繋げるのが私の役目」と仰っておられましたが、そう考えるとこのアルバム『12(Twelve)』は私にとってもまさに様々な「縁」と「繋がり」を目に見える形で具現化することが出来た大切な作品と言えそうです。

 FLY HIGH RECORDSは2010年夏、シンガー・ソングライター玉城ちはるとの偶然な出会いからスタートし、2011年2月から現在までに65枚の作品をリリースして参りました。これ以外に宣伝・販促だけを担当したものや流通で関わったものを加えると、70タイトルを超えます。その中でもMIKKOはアルバム5枚と、新譜では最多の枚数をリリースしてきました。MIKKOがこのレーベルを通じて培った繋がりや経験を、さらにこの先の音楽人生に良い形で生かしてもらえたら、私としてもこんなに嬉しいことはありません。それと同時に、「縁」あってFLY HIGH RECORDSに関わって頂いた方の中から、更なる新たな動きが生まれたら、と期待しております。
 まずは私たちの渾身のアルバム『12(Twelve)』を、どうぞ宜しくお願い致します。

2019年11月6日 土橋一夫(FLY HIGH RECORDS)

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