MIKKOの3rdアルバム『Forevergreen』リリースに寄せて
本日、11月25日はシンガー・ソングライターMIKKOの3rdアルバム『Forevergreen』の発売日です。昨日から早くも店頭に並んでいるショップもあり、既にお買い上げ頂いた方からの嬉しい反応も届き始めております。改めましてどうぞ宜しくお願い申し上げます。
MIKKOと私たちFLY HIGH RECORDSとの出会いは、昨年の今頃のことでした。2014年10月にリリースされた2ndアルバム『歌のラブレター』のサンプル盤をプロデューサーのカンケさんがお送り下さったところから本格的に交流が始まり、続いて昨年12月に自主リリースしたクリスマス・シングル「Hold Me Tight〜クリスマスの夜に〜」を気に入った私がラジオ番組「ようこそ夢街名曲堂へ！」で取り上げたあたりから、徐々に今作への序章が始まっていました。
私やカンケさんとはかなり世代的にも離れた20代のMIKKOが、私たちがまさに慣れ親しんで聴きながら育ったナイアガラ・サウンドや、それ以前の60年代アメリカン・ポップスなどに興味を持ち、それをただの模倣ではなく、自分のものとしてどんどん消化していく姿を見ながら、いつしか私はカンケさんと「次のアルバムは是非、うちのレーベルから出しましょう！」という相談を始めていました。今年に入って、春前からその構想は具体的に動き始め、7月にリリースしたシングル「虹色の想い出／ひと夏のカラーガール」を経て、最終的に本作『Forevergreen』へと結びつきました。
まだまだ私どもの力不足で、メジャー作品のように全国の媒体の皆様に資料をお届けすることが出来ませんでしたが、それでもいつもお世話になっている放送局や制作会社、紙媒体、そしてCDショップの皆様、友人のミュージシャンなどからは予想以上に多くの反響を頂き、早速番組などで取り上げて頂きました。MIKKOの地元である山口県の各ディーラーをはじめ、タワーレコード新宿店やディスクユニオン新宿店、武蔵小山のペット・サウンズ・レコード、静岡のサウンド・キッチンなどでは大きく店頭展開をして頂いているほか、MIKKOが出演したラジオ番組へのリクエストや反響メールなどもたくさん寄せられております。皆様からの応援を、本当に嬉しく感じております。
私とカンケさんが出会って10数年になりますが、今回初めて本格的にタッグを組んでの仕事を実現させることが出来ました。以前からお互いに似た音楽志向を持ち、いつか一緒にお仕事したいと思っていたことが、やっと叶いました。それも個人的にはとても嬉しく思っております。
CDが売れないとか、ショップが閉店したとか、暗い話題ばかりの現在ですが、好きな音楽が消えたり廃れたりすることは決してありません。しかし音楽市場の衰退を食い止めるには、やはりリスナーの皆さんからの厚い支持と音楽ソフトや音源などのご購入が不可欠です。今作『Forevergreen』はそんな中にあって、「今、私たちに出来ること」を熟考した上で、音楽ファンの皆さんに喜んで頂けるような独自の濃い内容と、私たちからの目一杯の愛情、そして音楽に対する言わば心意気を込めて制作致しました。もちろんその中には、大瀧詠一さんをはじめとする先輩方への目一杯のリスペクトも含まれております。そのあたり、どうぞ本作をお買い上げ頂き、じっくりとご確認頂けたら幸いです。
そしてこれからもMIKKOの音楽は色々な形で皆さんのお耳に届くことと思います。引き続き応援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2015年11月25日 FLY HIGH RECORDS 土橋一夫
